【フレンチワークジャケット】モールスキンとは?コーデやブランド、ヴィンテージ古着の年代判別
フレンチワークジャケットとは?
モールスキンってどんな素材?
フレンチワークジャケットのコーデやブランド、年代判別が知りたい!
このような方におすすめの記事です。
皆さんはフレンチワークジャケットをご存知でしょうか?フレンチワークジャケットは大昔にフランスで使用されていた作業着のこと。この記事ではフレンチワークジャケットのコーデやブランド、年代判別、からモールスキンに至るまでわかりやすく解説します。
フレンチワークジャケットとは
フレンチワークジャケットは1800年代後半に生まれたと言われています。
年代によって生地が異なるのが特徴ですが、代表的な生地はモールスキンと言われる緯糸を高密度に編み込んだ艶があり弾力のある生地です。作っていたメーカーも様々であり一番有名なものは「ル・モンサン・ミッシェル」で製造されたもの。カラーも大きく分けて2種類あり、多く流通している青いジャケットは労働者を意味する「ブルーカラー」の語源になったと言われています。一方で黒いジャケットはブラックモールスキンと言われており高値で取引されています。
モールスキンとは
モールスキンは厚手のコットン生地のことで、「モール」は英語でモグラを意味し、肌触りが良く耐久性にすぐれる素材なため、よく作業着などのタフさが求められる衣類に使われます。
モールスキンが人気の理由の1つは、経年変化を楽しめること。デニム同様に着ている頻度や着方、洗い方などによって様々な表情を見せてくれるのが特徴です。
ブルーとブラックの違い
一般的によく市場で見られるフレンチワークジャケットのカラーとしてブルーが挙げられます。このブルージャケットは労働者を表す「ブルーカラー」の語源と言われています。
また古着屋さんでたまに見つかるものとしてブラックのワークジャケットがあります。こちらは通称「ブラックモールスキン」と呼ばれ市場ではかなりの高値で取引をされています。ブラックの方はある程度位の高い現場監督的な立ち位置の人が着ていたと言われています。
フレンチワークジャケットのブランド
フレンチワークジャケットには様々なブランドがあります。このブランド選びもフレンチワークジャケットの楽しいところ。ここからは代表的なブランドを3つ紹介します。
モンサンミッシェル
ここでは代表的なフレンチワークジャケットのブランド取り上げます。一番有名で人気なブランドとして「ル・モン・サン・ミッシェル」が挙げられます。あのフランスの観光地モンサンミッシェルの絵が刺繍であしらわれており、球数も少なくあまり古着屋でも見かけないレアなブランドです。
オウモリネル
そしてこちらは「オウモリネル」というワークウェアブランド。モールスキンだけでなくワークコートやコックジャケットなど様々なものを作っていたメーカーです。ユーロヴィンテージ系の古着屋ではよく見かけるタグです。
アドルフラフォン
こちらは「アドルフラフォン」というメーカー。フレンチワークジャケットの中でも人気の高いメーカーです。他にもこちらのメーカーはハの字型のオーバーオールでも有名なメーカーで、探している方も多いです。
フレンチワークジャケットの年代判別
ここからはフレンチワークジャケットの大まかな年代判別をご紹介します。細かい年代を見ると多岐にわたりますが、ここでは大まかな判別方法をご紹介します。古着屋に行った際の参考にしてみてください。
〜30s
30年代までのフレンチワークジャケットは、モールスキンの物が多いですが中にはインディゴリネンと呼ばれるレア個体が存在します。このインディゴリネンの記事は油分を含んだプルプルとした生地が特徴で、現代の技術では再現が難しいと言われており、貴重な1着となります。
40s
40年代にはほぼよく見られるワークジャケットの形になります。年代やメーカーによってディティールが変わりますが、写真のようにポケットがVの字になっている通称「Vポケ」の個体はかなり人気が高いです。このVポケの個体は40年代以前に多く見られます。
50s以降
50年代以降はモールスキンが地厚になります。また、モールスキンの個体の他に、大量生産に適したコットンツイルの個体が多くなってきます。また、ポケットも大きめに改良され、ポケットの縫い目の折り返し部分も細くなってきます。
フレンチワークジャケットを使用したコーデ
フレンチワークジャケットはワークのルーツを持つので、普通に着てしまうとすこし野暮ったくなりがちなジャケットだと思います。コーデとして合わせる場合は、タイドアップしたりスラックスと合わせることで、ワーク感とうまくバランスを取ることが重要です。
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おすすめのレプリカブランド
ここからはフレンチワークジャケットのおすすめ現行ブランドを紹介いいたします。現在ヴィンテージのものはかなり値段が高騰しているので、新品で手に入いれることはサイズも選べるので非常におすすめです。
LE TRAVAILLEUR GALLICE
FOB FACTORY
LE LABOUREUR
まとめ
いかがでしたでしょうか。この生地ではフレンチワークジャケットについて解説しました。フレンチワークジャケットは年代やブランド、色によって様々な違いがあるので奥の深いアイテムです。また、新品で購入するのもかなりおすすめです。
新品から古着まで様々なフレンチワークジャケットを探してみましょう!
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