【初心者必見】ユーロヴィンテージ名作アイテム7選|歴史や特徴も紹介!

ユーロヴィテージって何?
おすすめのアイテムが知りたい!
このような方におすすめの記事となっております。
ヴィンテージといえば、Levi’sやアメリカ軍に代表されるアメリカ古着を思い浮かべる方が多いかもしれません。ですが近年では、フランスをはじめとするヨーロッパ古着にも注目が集まっています。これらは総称して「ユーロヴィンテージ」と呼ばれます。
ユーロヴィンテージの魅力は、アメリカ古着のような無骨さとは対照的に、上品でキレイめな印象を持つアイテムが多いこと。無駄を削ぎ落とした洗練されたデザインは、数多くの有名ブランドにサンプリングされており、なかでも古い年代のものは希少価値が高まり、価格が高騰しています。
この記事ではそんなユーロヴィンテージの名作をご紹介いたします。
M47カーゴパンツ (フランス軍)
ユーロヴィンテージを語るうえで欠かせないのが、M47カーゴパンツ。その名の通り、1947年にフランスで生産が始まったモデルです。
フランス軍のアイテムは、洗練されたデザインに加え、高い縫製技術でも知られており、数々の名作を生み出してきました。その中でもこのM47は、まさにフランス軍を代表する一本です。
生産時期によって仕様が異なり、40〜50年代の「前期モデル」と60年代の「後期モデル」に分かれます。また、マルジェラがサンプリングしたことでも注目を集め、一気に人気が高まりました。

前期タイプのシルエットは太いストレートシルエット、生地はがっしりとしたコットンツイル素材です。
後期タイプはやや細身のテーパードシルエットで、生地にはヘリンボーンツイルが使われています。
M52チノ (フランス軍)
M52チノパンツは、その名の通り1952年に製造がスタートしました。
当時のフランスは第二次世界大戦の直後で、軍服を自国でまかなう余力がなく、アメリカ軍の協力を得て開発された背景があります。そのため、アメリカ軍の名作チノパンに影響を受けたディテールが随所に見られます。
ただし、アメリカ軍のチノと大きく違うのがそのシルエット。いわゆる無骨なチノとは異なり、M52はワイドテーパードのシルエットで、男臭くなりすぎず、モードな雰囲気を漂わせるのが特徴です。

フランス軍のサイズ表記は左がレングス、右がウエストとなっています。
サイズ表記が小さいほど高値で取引されています。

ジャーマントレーナー(ドイツ軍)
ジャーマントレーナーは、1970年代〜1990年代に旧西ドイツ軍で使用されていたトレーニングシューズです。
カラーはホワイトとブラックの2色。ホワイトは一般兵士用、ブラックは指揮官など上級兵士用とされていたと言われています。当時はアディダスやプーマの工場で生産されていました。
シンプルで上品なデザインは、マルジェラをはじめとする多くのブランドにサンプリングされており、現在はオリジナルが見つかりにくくなっているほどの人気ぶりです。

ジャーマントレーナーには穴が開けられている個体が多いです。このパンチ穴は軍払い下げである証です。

グランパシャツ
グランパシャツは、1900年代からヨーロッパ各地で着用されてきた伝統的なシャツです。その名の通り、“おじいちゃんが着ていそうなシャツ”というイメージから名前がついたと言われています。
年代によって細かなディテールは異なりますが、プルオーバータイプで、ゆるやかなAラインシルエットが基本。ゆったりとしたシルエットが特徴です。
生地には無地やチェックなどさまざまなパターンがあり、長めの丈を活かしてジャケットの下にレイヤードするスタイルも楽しめる、洒落たアイテムです。

スリーピングシャツ (ロシア軍)
ロシア軍のスリーピングシャツは、1960〜70年代に兵士が就寝時に実際に着用していたシャツです。正確には当時のロシアはソ連だったため、ソ連軍のスリーピングシャツとも呼ばれます。
裏地にはピーチ起毛と呼ばれる細かな起毛加工が施されており、素肌にも心地よい柔らかな肌触りが特徴です。デザインはヘンリーネック仕様で、シンプルながらも汎用性が高く、幅広いコーディネートに馴染みやすいアイテムとして人気があります。

ブラックシャンブレーコート(フランス)
ブラックシャンブレーコートは、1940年代〜1960年代にかけて、アトリエで作業をする人のために作られたワークコートです。
そのため、アトリエコートとも呼ばれ、主に画家やその生徒たちが使用していた背景があります。実物にはペンキが飛び散っているものも多く、当時の空気を感じさせてくれます。
使われているシャンブレー生地は、経糸と緯糸を交互に織り込むことで独特の風合いを出す素材。ブラックシャンブレーコートでは白糸と黒糸を組み合わせることで、いわゆる“ごま塩”とも呼ばれる絶妙なグレーカラーが生まれています。

フレンチワークジャケット(フランス)
フレンチワークジャケットは、1800年代後半にフランスで誕生した作業着です。
特徴的なのは、年代によって異なる生地感。製造メーカーもさまざまで、なかでも「ル・モンサン・ミッシェル」製のものが特に人気です。
代表的な素材は、緯糸を高密度に織り込んだ艶と弾力のある「モールスキン」。耐久性がありながら見た目は上品で、ヴィンテージ好きの中でも評価が高い生地です。
カラーは大きく分けて2種類。ブルーは労働者を意味する「ブルーカラー」の語源になったとも言われ、最も流通している色。一方で、ブラックモールスキンと呼ばれる黒のタイプは希少性が高く、高値で取引されることもあります。

M47フィールドジャケット(フランス)

M47フィールドジャケットは、1940年代後半にフランス軍が採用した野戦用ジャケットで、名作M47パンツの“ジャケット版”ともいえる存在です。無骨な4ポケットデザインとタフなコットン素材が特徴で、いまもヴィンテージ市場で高い人気を誇ります。
前期と後期が存在し、前期型は厚手のコットンツイルを使用した重厚なつくりで、よりミリタリーらしい迫力があります。後期型はヘリンボーンツイルに変更され、やや軽量でシルエットもすっきりしています。着やすさを重視するなら後期、無骨さを楽しむなら前期という選び方もできます。
M47フィールドジャケットは、軍服でありながら現代の装いにも自然に馴染む一着です。着込むほどに風合いが増し、長く付き合えるミリタリージャケットといえるでしょう。
Barbour(イギリス)
バブアーは、1894年にイギリスで創業したブランドです。
創業当初は、過酷な漁師の環境に対応するため、魚の油などを染み込ませたジャケットを販売していたという背景があります。このジャケットには、オイルドクロスと呼ばれるコットン生地が使用され、これがBarbourの特徴のひとつです。
また、イギリス王室が信頼するブランドに授与される「ロイヤルワラント」を3度受賞しており、品質の高さが証明されています。バブアーには、乗馬やハンティングなど用途に応じた様々なモデルがあり、その中でも廃盤モデルは高値で取引されることもあります。
まとめ
ユーロヴィンテージは、その上品さと洗練されたデザインで、時代を超えて愛され続けているアイテムです。どのアイテムも、実用性と美しさを兼ね備えた唯一無二の存在。
これらのヴィンテージアイテムを取り入れることで、シンプルでありながら深みのあるスタイルを楽しむことができます。ユーロヴィンテージの魅力は、日常に華を添える素晴らしい選択肢と言えるでしょう。

本記事ではユーロヴィンテージの定番アイテムをご紹介させていただきました。古着屋で見かけた際にはぜひともこの記事を参考にしてみてください。


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