【レインスプーナー】定番アロハシャツ「ラハイナセーラー」とは??のコーデやサイズ感、タグで見分ける古着の年代判別について解説!!

【レインスプーナー】定番アロハシャツ「ラハイナセーラー」とは??のコーデやサイズ感、タグで見分ける古着の年代判別について解説!!

レインスプーナーのアロハシャツってどうなの?
定番モデルのコーデやサイズ感、年代判別について知りたい!

このような方におすすめの記事です。

アロハシャツの定番として知られる〈レインスプーナー〉の「ラハイナセーラー」。落ち着いた配色とクラシックなパターンで、街着としても人気の高い一枚です。この記事では、その魅力やコーディネート例、サイズ感の選び方、タグから読み取れる古着の年代判別まで詳しく解説します。

レインスプーナー(Reyn Spooner)とは??

レインスプーナー(Reyn Spooner)は、ハワイ発のアロハシャツブランドで、「アロハシャツ界のブルックスブラザーズ」とも称される老舗です。特徴は、裏地使いの落ち着いた色味と、トラディショナルな雰囲気を持つプリント柄。創業は1950年代後半、ハワイのサーフショップと仕立て屋がルーツとなって誕生しました。

アイビー的な要素を取り入れた「逆プリント(生地の裏使い)」や、ボタンダウン仕様のアロハシャツを最初に提案したことでも知られており、リゾート感がありながらも上品に着られるのが魅力です。ラハイナセーラーはその中でもとくに代表的な柄のひとつです。

 

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レインスプーナーの定番アロハシャツ「ラハイナセーラー」

ハワイ発の名門〈レインスプーナー〉の中でも、ひときわ存在感を放つ定番柄「ラハイナセーラー」。1968年に誕生して以来、長年にわたり愛されてきたデザインです。ここでは、その魅力を〈柄〉〈素材〉〈ディティール〉の3つの視点から解説します。

1|ハワイを象徴するモチーフを詰め込んだ“柄”

ラハイナセーラーは、ハワイの州花であるハイビスカス、州鳥のネネ、州木のククイ、そして州旗までがパッチワークのように配置されたデザインが特徴です。華やかさを抑えた配色とクラシックなレイアウトが、アロハシャツにありがちな派手さを感じさせず、街中でも浮かずに着られます。

柄の切り替えが等間隔で整っているので、カジュアルすぎず上品な印象を演出してくれます。

2|ロングセラーを支える“素材”Spooner Kloth™

ラハイナセーラーを語るうえで外せないのが、ブランド独自の「スプーナークロス」。コットン55%・ポリエステル45%の混紡素材で、洗ってもシワになりにくく、サラッとした質感が特徴です。

一般的なアロハシャツとは違い、光沢感がなくマットな風合い。派手さを抑え、日常のコーディネートにもなじみやすい理由は、まさにこの素材にあります。

3|“涼しげ”だけどきちんと見えるディティール

ラハイナセーラーのもうひとつの魅力は、トラッド感のあるディティール。定番のボタンダウンカラーに加え、胸ポケットは柄合わせされ、裾はサイドベント入り。なかでも注目したいのが「裏使い(リバースプリント)」で、あえて生地の裏面を表にすることで、色がわずかにトーンダウンし、こなれた雰囲気を演出します。

プルオーバー仕様のクラシックフィットは、ゆとりがありつつも品良く着られる仕立て。見た目も着心地も、まさに夏の定番にふさわしい一枚です。

レインスプーナー「ラハイナセーラー」のコーデ

ラハイナセーラーは、その控えめな色味と端正なパターンによって、アロハシャツでありながら幅広い着こなしが楽しめます。ここでは、街でもリゾートでも活躍する2つの代表的なスタイルを紹介します。

1|デニムと合わせた定番カジュアルスタイル

ラハイナセーラーは、濃いインディゴのデニムと合わせるだけでサマになる一枚。シャツをタックアウトして羽織るだけでも、柄の主張が強すぎないので、あくまで自然体にまとまります。足元は白のスニーカーやレザーサンダルなど、やや抜け感のあるものを合わせるのがポイント。

アロハシャツにありがちな「リゾート限定感」が出ず、都会的なムードで楽しめます。

2|キャップとサングラス、ショーツで合わせたラフなリゾートスタイル

ハワイアンシャツ本来のリラックス感を活かすなら、ショーツとキャップでとことん軽やかに。グレーやネイビーのシンプルなショーツと組み合わせると、ラハイナセーラーの柄がほどよく主役に。キャップとサングラスをプラスすれば、気取らず着られるリゾートスタイルの完成です。

足元はビルケンシュトックのようなレザーサンダルや、スエード調のスリッポンも相性◎。

レインスプーナー「ラハイナセーラー」のサイズ感

ラハイナセーラーのサイズは、シルエットの違いによってフィット感が大きく変わります。特に「プルオーバー」と「フルオープン(ボタンフロント)」では、同じサイズでも身幅や肩幅に差があり、着心地にも違いが出てきます。ここでは、それぞれのフィットごとに実寸を整理しながら、選ぶ際のポイントもあわせて解説していきます。

【プルオーバー】Pullover Fit

Size Chest(胸囲) Shoulder Width(肩幅) Waist(胴囲) Length(着丈)
XXS 42″ 17″ 41″ 28″
XS 44″ 17.6″ 43″ 28.5″
S 46″ 18.3″ 45″ 29″
M 48.3″ 19″ 47.3″ 29.5″
L 50.8″ 19.8″ 49.8″ 30.5″
XL 53.5″ 20.8″ 52.5″ 31.5″
2XL 56.3″ 21.8″ 55.3″ 32.5″
3XL 59″ 22.8″ 58″ 33.5″

【フルオープン(ボタンフロント)】Button Front Fit

Size Chest(胸囲) Shoulder Width(肩幅) Waist(胴囲) Length(着丈)
XXS 41″ 17″ 39″ 28.5″
XS 43″ 17.6″ 41″ 29″
S 45.3″ 18.3″ 43.3″ 29.5″
M 47.5″ 19″ 45.5″ 30″
L 50″ 19.8″ 48″ 31″
XL 52.8″ 20.8″ 50.8″ 32″
2XL 55.5″ 21.8″ 53.5″ 33″
3XL 58.3″ 22.8″ 56.3″ 34″

 

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タグで見分ける、古着のレインスプーナーの年代判別

古着のレインスプーナーを探すうえで、年代を見分ける一つの手がかりになるのが「ネームタグ」。実はタグのデザインは時代によって細かく変化していて、パッと見ただけでもおおよその年代を知ることができます。ここでは特徴的な5つのタグをピックアップして、それぞれの時代背景とあわせて紹介します。

70年代前半|乳首タグ(通称:金タグ)

白地のタグを黒いステッチで囲み、中央には金色の刺繍で描かれた丸枠の女性。この女性に乳首の表現があるのが特徴で、「乳首タグ」「金タグ」と呼ばれています。初期ならではのクラシックな雰囲気が魅力です。

70年代後半~80年代前半|ヌードタグ

タグの縁取りがホワイトステッチに変更され、徐々に女性の刺繍から乳首の表現が消えていきます。ディティールの変化が細かく、70年代中盤から80年代初期にかけての移行期を感じさせるタグです。

80年代半ば~後半|ブラウン刺繍&®入り

丸枠の女性の刺繍がブラウンに変わり、さらにタグには著作権を表す「®マーク」が加わります。グラフィックに落ち着きが出始めた時期のデザインで、80年代らしいやや渋めの表情が楽しめます。

80年代後半~90年代前半|ダイヤモンドヘッドタグ

タグのデザインが大きく刷新され、ハワイの象徴「ダイヤモンドヘッド」をモチーフにしたカラフルな風景画が登場します。ポップで明るい印象が強まり、「ダイヤモンドヘッドタグ」として親しまれています。

90年代|ビキニタグ(または水着タグ)

再び女性モチーフの刺繍に戻り、今度はビキニを着た姿にアップデート。刺繍の色使いもよりカラフルになり、90年代らしい開放感のあるデザインに仕上がっています。

まとめ

レインスプーナーのアロハシャツ「ラハイナセーラー」は、その独特なデザインだけでなく、着心地やタグで分かる奥深い歴史も魅力のひとつ。古着で出会ったときには、ぜひタグをチェックして、そのシャツが歩んできた時間にも思いを馳せてみてください。

コーデの幅も広く、きれいめからカジュアルまで自由自在。サイズ選びさえ押さえれば、夏の定番として長く楽しめる一着です。

タグを見るのがクセになったら、もうあなたも立派なレインスプーナー通です。

 

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