【M43】hbtカーゴパンツのコーデやサイズ感について解説!!13スターボタンはレア??
M43ってどんなパンツ?
コーデやサイズ感、年内判別方法について知りたい!
このような方におすすめの記事です。
M43 HBTカーゴパンツは、無骨な雰囲気とヘリンボーンツイルの風合いが魅力のミリタリーパンツ。ヴィンテージ好きには定番ですが、コーデやサイズ感が難しいところも。この記事では、M43のコーデやサイズの選び方、13スターボタンのレア度など詳しく解説します!
M-43 HBT カーゴパンツとは?
第二次世界大戦中の1943年にアメリカ軍で採用された「M-43 HBTカーゴパンツ」。そのシンプルで無駄のないデザインと、タフな生地が特徴です。現在のカーゴパンツの原点ともいえるこのモデルは、耐久性に優れたヘリンボーンツイル(HBT)を採用し、戦場での機動力を考えたドカンと太いストレートシルエットが魅力。
そして、ウエスト近くに配置された独特なサイドポケットが、機能性とデザインの両面でM-43ならではの個性を際立たせています。80年以上経った今でもヴィンテージ市場で人気が高く、その存在感は色褪せることがありません。
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生地:耐久性の高いヘリンボーンツイル(HBT)
M-43 HBTカーゴパンツには、「ヘリンボーンツイル(Herringbone Twill, HBT)」という生地が使われています。細かいV字模様が特徴で、薄手なのに丈夫で長持ちするのが魅力です。そのため、戦場での激しい動きにも耐えられるミリタリーウェアとしてぴったりでした。また、肌ざわりがよく、着るほどになじむので、今でも多くの人に人気があります。この生地の頭文字を取って、「HBTパンツ」と呼ばれることもあります。
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シルエット:ドカンと太いストレートシルエット
M-43 HBTカーゴパンツは、シンプルなデザインながら、シルエットはしっかりとした太めのストレートシルエットになっています。いわゆる「ドカン」とした形で、ワイドパンツのような存在感があります。これは、動きやすさを重視した結果であり、戦場での機動力を高めるために設計されました。また、当時のブーツとの相性を考え、裾幅も広めに作られています。無駄をそぎ落としたデザインと、この力強いシルエットが相まって、独特の迫力を持つパンツになっています。
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サイドのポケット:高めの位置にあるユニークなデザイン
M-43の最大の特徴は、サイドポケットの位置です。普通のカーゴパンツは太ももあたりにポケットがありますが、M-43はウエストに近い高めの位置にポケットがあります。歩きながらでも手を入れやすいように考えられたデザインですが、実際に使っていた兵士たちからは「物が取り出しにくい」と評判はいまひとつだったようです。しかし、この独特なデザインこそがM-43ならではの魅力のひとつになっています。
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13スターボタンが象徴する歴史とデザイン
M-43のフロント部分には、「13スターボタン」と呼ばれるメタルボタンが採用されています。このボタンに刻まれた13の星は、1777年にアメリカが独立した際の13州を象徴するもので、自由と独立の精神が込められています。
初期のモデルでは尿素ボタンが使われていましたが、後にこの13スターボタンへと変更されました。メタルボタンは耐久性が高く、戦場でも壊れにくい実用性が評価されました。さらに、ミリタリーウェアならではの無骨なデザインが、M-43 HBTカーゴパンツのアイデンティティを強く印象づけています。
現在では、この13スターボタンがオリジナルの状態で残っている個体は少なく、ヴィンテージ市場でも希少価値が高まっています。特にボタンの欠損がないものや、オリジナルの生地感を保ったものは年々見つかりにくくなっており、価格も上昇傾向にあります。
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80年以上前に作られたパンツですが、そのシンプルなデザインと武骨なシルエットは今でも人気があります。ヴィンテージ市場でも見かけることは少なくなってきましたが、もし見つけたらぜひチェックしてみてくださいね。
M-43 HBT カーゴパンツのコーデ
無骨なミリタリーウェアであるM-43 HBTカーゴパンツですが、意外にもさまざまなスタイルにマッチします。太めのストレートシルエットとシンプルなデザインを活かし、定番のアメカジから上品なジャケパンスタイルまで幅広くコーディネート可能です。ここでは、「デニムジャケット」「シャンブレーシャツ」「ジャケパンスタイル」の3つの軸でM-43の着こなしを紹介します。
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① デニムジャケット × M-43 HBTカーゴパンツ
デニムジャケットとカーゴパンツの組み合わせは、クラシックなアメカジスタイルの王道。無骨なミリタリーウェアとワークウェアの組み合わせは相性抜群で、どちらもタフな生地感が魅力です。インナーには白Tシャツを合わせ、足元はレッドウィングのブーツやコンバースのオールスターなどでカジュアルにまとめるのが定番。デニムジャケットはタイトめを選べば、カーゴパンツの太さとのバランスが取りやすく、スタイリッシュなシルエットが作れます。
② シャンブレーシャツ × M-43 HBTカーゴパンツ
シャンブレーシャツを合わせると、ワークテイストのシンプルで落ち着いたスタイルになります。シャンブレーシャツはデニムのような風合いがありながら、軽やかで爽やかな印象をプラスしてくれるアイテム。ボタンを開けて白Tシャツをチラ見せすると、こなれ感が出て◎。足元は黒のサービスシューズやキャンバススニーカーで引き締めるのがオススメです。さらに、ミリタリーウォッチやシンプルなレザーベルトをプラスすれば、大人っぽい雰囲気に仕上がります。
③ ジャケパンスタイル × M-43 HBTカーゴパンツ
M-43はカジュアルなアイテムですが、ジャケットと組み合わせれば、意外にも上品な着こなしが可能です。ネイビーやブラウン系のテーラードジャケットを羽織り、インナーにニットやタートルネックを合わせると、ミリタリーとドレスのミックススタイルが完成。カーゴパンツの武骨さが程よく中和され、大人の余裕を感じるコーディネートになります。足元はローファーやレザーシューズでまとめると、さらに洗練された印象に。
M-43 HBTカーゴパンツは、ミリタリーアイテムながらも合わせるアイテム次第で印象がガラリと変わります。無骨なスタイルから上品な着こなしまで、さまざまなコーディネートに挑戦してみてください。
M-43 HBT カーゴパンツのサイズ感についてM-43 HBT カーゴパンツのサイズ感
M-43 HBTカーゴパンツは、ミリタリーパンツならではの独特なサイズ感が特徴です。サイズ表記は、**W(ウエスト)とL(レングス)**で示されており、Wがウエスト周りのサイズ、Lがパンツの丈を表します。
ウエスト(W): ゆったりとした履き心地と太めのストレートシルエットが特徴で、股上が深いため、腰の位置よりもやや高めで履くイメージです。
レングス(L): レングスは長めに設定されていることが多いので、ロールアップしてもかっこいいです。
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M-43 HBTカーゴパンツは、ヴィンテージ市場での流通量が減少しており、希少性が増しています。特に、アメリカ人向けに作られていたこともあり、大きめのサイズが多く、小さいサイズはさらにレアです。加えて、状態の良い個体も少なくなってきているため、自分に合うサイズを見つけたら迷わず購入するのがおすすめです。
まとめ
M-43 HBTカーゴパンツは、シンプルながら無骨なデザインとタフな生地が魅力のヴィンテージミリタリーパンツ。13スターボタンや太めのストレートシルエットが特徴で、希少性が年々高まっています。特に小さいサイズは見つかりにくいため、合うものがあれば迷わず手に入れるのがおすすめです。
M-43はシンプルだからこそカッコいい。見つけたら迷わず手に入れて、自分だけの一本に育ててみてください!
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