【USヴィンテージ】古着屋で見つけたらまず買うべき名作アイテム │ ミリタリー、スウェット、デニムなど
・ヴィテージの名作って何?
・おすすめのアイテムが知りたい!
このような方におすすめの記事となっております。
古着屋に行った際にまず何を探すでしょうか?Levi’sのデニムやミリタリーアイテムなどを始めとするアメリカ古着には、様々なアイテムがあります。古着屋さんには全世界からの名もなきアイテムが雑多に並んでいる。そう思っている方も少なくないでしょう。
しかし古着の世界にはその業界では誰もが知る、名作と呼ばれるアイテムがあります。その名作の中でも多くのアイテムが有名ブランドにサンプリングされており、現在のファッションの原点ともなっていたりします。
この記事ではそんなヴィンテージの名作アイテムをいくつかご紹介いたします。
M65フィールドジャケット
アメリカ軍を代表するアイテムであるM65フィールドジャケット。このジャケットはまさにミリタリーの中では定番と呼べるアイテムです。フィールドジャケットと言えばM-65とも言われるくらい完成されたデザインは、現代においても完璧なデザインと言えます。
元々は寒冷地帯での防寒用に作られており、ライナーも取り付けられます。コットンとナイロンを混紡したサテン生地で扱いやすさが特徴です。映画「TAXI DRIVER」の劇中で俳優のロバート・デ・ニーロが着用していたモデルとしても有名です。
M-65は大きく分けて4つの年代に分類されそれぞれに違いがあるのですが、特に人気なのがアルミジップとエポレットを備えた2ndモデルとなります。古着屋に行って見た際は探してみましょう。
М65 フィッシュテールパーカー
M65フィールドパーカーは、アメリカ軍で1960年代の後半から1990年代まで30年以上にわたり採用された極寒用野戦パーカーのことです。
シェル、ライナー、フードが独立しており、完璧な防寒アウターとしてデザイン性、機能性、すべて兼ね備え、シェル単体では春や秋にもライトアウターとして活躍するアウターです。フィッシュテールと呼ばれる、後ろ裾が長くなったデザインと綺麗なAラインのシルエットが特徴です。
フード部分やライナーは取り外し可能な仕様で、スタンドカラーのコートとしての着用も人気です。SEKAI NO OWARI「ドラゴンナイト」のステージ衣装としても着用されています。
こちらのアルミジッパーは71年までのモデルに採用されていたジッパーで、 その採用期間の短さや、年代の古さからM-65フィッシュテールパーカーの中でもさらに超希少品になります!
LEVI’S 501
鉱夫が着用していたワークパンツが、長い歴史を持つリーバイスの始まりです。現在も象徴となっている501は1890年代に初めてその名がつき今では説明不要な名品となっています。
そんな501ですがアメリカ、そして世界の変革とともにリーバイス501は姿を変えながら、現在も広く愛されるジーンズとして、定番のファッションアイテムとなりました。
年代ごとに形を変える501は、ヴィンテージ市場ではトップクラスに高値がつくアイテムです。最近はヴィンテージデニムブームによりUSA製のものはかなり値上がりしています。
ヴィンテージデニム愛好家に圧倒的な人気を誇る501XXモデルは、第二次世界大戦以前のモデルから1996年に発売された501XX最終モデルまで細分化されています。戦前~戦時中に生産された通称“大戦モデル”の取引額は100万円を優に超えます。そのため、実物資産投資に向いているヴィンテージジーンズとなるでしょう。ジーンズ愛好家としても知られる草彅剛さんも、このモデルをコレクションしているそうです。
リバースウィーブ
価格の高騰
タタキタグや単色タグと言われるものはもちろん、80年代のトリコタグ、90年代の刺繍タグでもボディやプリントの珍しさでは10万を超えるものも増えました。その代表格がミリタリーのもので、あとはイエールを筆頭としたアイビーリーグのものは高くなっています。
L.L.BEAN ハンティングジャケット
「エルエルビーン(L.L. Bean)」はアメリカのアウトドアブランドです。 1912年にレオン・レオンウッド・ビーンが設立しました。そのエルエルビーンのなかでも代表的なアイテムがハンティングジャケットです。ハンティングジャケットとは、その名の通り「ハンティング = 狩猟(hunting)」用に作られたジャケットのことです。
1924年、ハンティング用として誕生したこのジャケットは、その耐久性と機能性、そして普遍的なデザインから、長年にわたり多くの人々に愛され続けています。
US ARMY チノ
19世紀中ごろ、インドに駐留していた英国陸軍士官が、同地での迷彩効果を考慮して発案したといわれるチノ・パンツ。19世紀末には米軍にも渡り、第二次大戦中には同色のシャツとともに軍服として採用されました。1940年代のものはボタンフロントだったのが、1960年代にはジッパーが採用されました。
40年代のアーミーチノは太いシルエットが特徴です。60年代になってくると前述のモデルよりも若干細身のシルエットが大きな特徴ですね。多くのブランドがオマージュを捧げるアイテムだけに、デザイン自体は見慣れているかもしれませんね。
US ARMYチノ
1941年に生まれた「M―41」、その後継型「M―43」、「M―45」などがよく知られています
M51 フィールドパンツ
現代におけるカーゴパンツの原型とも言える米軍のM-51パンツ。カーゴパンツの代名詞として有名なM-65の前身となるこちらのパンツは、今見ても完成されつくした名作となります。
50年代朝鮮戦争で採用されたM-51シリーズは、M-65シリーズ同様にフィールドジャケットや、通称モッズコートと呼ばれるフィールドパーカーなど同型番で一連のユニフォームとして開発されました。また、厳寒地での着用を想定し着脱式のライナーが取り付けられるディテールも特徴となっています。
ウエストにはサスペンダーボタンとキルティングのライナーを装着するボタンも装備しているので、実物同様にライナーを取り付けることも可能となっています。
Brooks Brothers ボタンダウンシャツ
今では当たり前のように普及しているボタンダウンシャツですが、実はブルックスが生みの親。19世紀末にイギリスを訪れたブルックスがポロの試合を観戦した際、プレーヤーは襟をシャツに留めて、プレー中にバタバタして視界を遮るのを防いでいました。
ボタンで留めた時に生まれるエレガントなアーチ、“カラーロール”に魅せられた彼は、このスタイルをアメリカに持ち帰り、紳士服業界に導入したのです。
どこの古着屋さんでも当たり前のように置かれているブルックスブラザースのシャツ。じつはその多くが中国やマレーシアなどの近年製造されたアジア製造のものです。もちろんアジアで製造されたものが悪いとは言いませんが、古着マニアの間で人気なのが「Made in USA」のもの。
アジア製のものに比べて高値で取引されており、USA製のものは着込んでいくごとに独特な柔らかい触り心地になっていくと言います。
まとめ
この記事では、古着屋で見つけたらぜひ手に入れたいUSヴィンテージの名作アイテムをご紹介しました。ミリタリーウェアやスウェット、デニムといった定番のアイテムは、時代を超えて愛されるデザインや丈夫な作りが魅力です。
それぞれのアイテムには歴史的背景や個性があり、ただの服としてではなくストーリーのある一着として楽しめるのもポイント。次回の古着屋巡りでは、今回ご紹介した名作たちをぜひチェックしてみてください。きっとお気に入りの一着が見つかるはずです!
本記事ではヴィンテージアイテムの定番アイテムをご紹介させていただきました。古着屋で見かけた際にはぜひともこの記事を参考にしてみてください。
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