【TCBジーンズ】「S40’s」の特徴・サイズ感・色落ちまで徹底解説|取扱店や人気モデルも紹介

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【TCBジーンズ】「S40’s」の特徴・サイズ感・色落ちまで徹底解説|取扱店や人気モデルも紹介

TCBジーンズってどうなの?
定番モデルの特徴やサイズ感、色落ちなどについて知りたい!!

このような方におすすめの記事です。

TCBジーンズのなかでも特に人気の「S40’s」。第二次世界大戦期のリーバイス501を再現した一本で、無骨でクラシックな雰囲気が魅力です。穿きこむほどに味が出る色落ちや、ゆったりとしたサイズ感もファンが多い理由。この記事では、S40’sの特徴や色落ちの様子、各地の取扱店情報まで詳しく紹介します。

TCBジーンズとは

TCBジーンズは、岡山県倉敷市で生まれたデニムブランド。アメリカのヴィンテージジーンズを研究し、当時の雰囲気やディテールを忠実に再現しているのが特徴です。特にリーバイスの名作をモチーフにしたラインナップは、マニアの間でも高く評価されています。

縫製から洗い加工までを自社工場で一貫して行い、一本一本丁寧に仕上げられている点も魅力。量産ではなく“つくり手の顔が見えるデニム”として、国内外のファンを増やし続けています。

 

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TCBジーンズの名作「S40’s」

TCBジーンズの中でも特におすすめなのが「S40’s」。第二次世界大戦(40年代)のリーバイス501をベースに再現したモデルで、TCBらしい無骨さと温かみが詰まった一本です。

当時の仕様をしっかり踏襲しつつも、現代的なシルエットに仕上げられているので、ヴィンテージ好きから普段使い派まで幅広くハマります。

無骨で表情のある生地

S40’sはTCBがこのモデルのために新しく織った14オンスデニムを使用しています。ザラっとした手触りとムラのある大戦モデルらしい色落ちが特徴で、穿きこむほどに縦落ちがしっかり出てくる生地です。

耳(ミミ)はピンクのセルビッジ。ロールアップするとさりげなく見えるのが良いアクセントになります。縫い目もあえて均一ではなく、ちょっとラフな感じ。これがS40’sらしい“味”になっています。

ポケットの内側にはオリーブカラーのヘリンボーンツイルを使っていて、当時の大戦モデルを思わせる仕様。こういう細かい再現もTCBらしいこだわりです。

大戦モデルらしいディテール

S40’sは、いわゆる“大戦モデル”の特徴がそのまま詰まっています。コインポケットにはリベットがなく、バックポケットも隠しリベットを省略。ステッチのラインも左右で少し違っていて、手仕事っぽい仕上がりです。

ベルトループは太めで、少し盛り上がった中高仕様。ウエストとの間に少しすき間があるので、穿きこむと独特の色落ちが出ます。

ボタンは鉄製のドーナツボタンで、トップには月桂樹の模様入り。革パッチは鹿革で、TCBおなじみのカントリーCATラベルが付きます。素朴だけど、ちゃんと雰囲気のある仕上がりです。

深い股上のクラシックシルエット

S40’sは股上が深く、太めのストレートシルエット。ワークパンツのような無骨さがありながら、腰まわりがすっきりしていて野暮ったく見えません。

ジャケットとセットアップで着てもきれいにまとまり、太パンツに短丈アウターという組み合わせもよく合います。穿きこむうちに少しずつ体になじんで、自分だけのシルエットに育っていく——そんな“経年変化の楽しさ”があるモデルです。

「S40’s」色落ちの特徴

S40’sの生地は、経糸に7.5番と6.5番の2種類を組み合わせて織っています。一種類の番手だけでは出せない、戦時中の糸作りらしい表情が感じられるのがポイント。穿き込むほどに奥行きのある色ムラや陰影が生まれ、ジーンズに独特の味わいを与えます。

涼しい季節から穿き始めるのが色落ちをきれいに出すコツ。濃い状態のまま着用期間を秋冬にあてることで、洗濯の回数を抑えやすく、ヒゲやハチノスといったアタリもきれいに定着します。結果として、濃淡のメリハリが効いた、理想的な色落ちに育てられる一本です。

 

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「S40’s」のサイズ感

S40’sは股上が深めで、腰まわりにゆとりのあるシルエットです。太ももから裾にかけてはストンと落ちるストレートラインで、ゆったりめの穿き心地ながらだらしなく見えません。現代的なジーンズと比べるとワンサイズほど太めの作りになっているので、しっかり穿き応えがあります。

私(身長173cm・体重66kg)が穿く場合、W32がジャストサイズ。ウエストはほどよくフィットし、腰まわりも窮屈さを感じず、裾まで自然なラインで落ちるので動きやすさも十分です。

股上が深いため、しゃがんだり座ったりしても腰が出にくく、見た目のバランスも良好です。ワークパンツ的な無骨さを残しつつ、日常での着回しもしやすい絶妙なサイズ感だと感じます。

サイズ (Size) 28 29 30 31 32 33 34 36 38 40
Waist / ウエスト 34 35 36 37 38 39 40.5 43 45.5 47
Thigh / ワタリ幅 27 28 28.5 29 29.5 29.5 31 33.8 33 35.8
Rise / 股上 31.5 32 32.5 33.5 34 34.2 34.5 34.5 35 36
Hem / 裾幅 20 20.5 20.5 21 21 21.5 21.5 22 23 23
Length / 股下 91 91 91 91 91 91 91 91 91 91

※平置き

Late S40’s Jeansと通常S40’sの違い

TCBジーンズの中でも特に個性が光るのが「Late S40’s Jeans」です。
通常のS40’sをベースにしつつ、第二次世界大戦後期の大戦モデルの雰囲気をより忠実に再現。
穿き込むほどに色落ちや経年変化の表情が豊かになり、ヴィンテージらしいイレギュラー感を楽しめます。

通常S40’sとの違い
生地の厚さ:通常S40’s 14oz → Late S40’s 13.5oz(大戦期仕様に近い厚さ)
ポケットのスレキ:物資不足に合わせて異なるネル生地を使用
ボタン:簡素化された鉄製ドーナツボタンで、使い込むほど味が出る
ディテール:ステッチや個体差など、ヴィンテージ特有のイレギュラーを反映

一言でいうと、「大戦期の仕様や個性をより忠実に再現したS40’s」です。

お手入れ方法

S40’s Jeansは生デニムならではの風合いや色落ちを楽しめるジーンズです。長くキレイに穿くためには、洗濯や乾燥、裾上げのポイントを押さえておくことが大切です。

洗濯

デニム専用洗剤、または中性洗剤を使用してください。初回は軽く濡らす程度でもOKです。生デニムの風合いや色落ちを守るため、優しく洗うことを意識しましょう。

 

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乾燥・縮み

初めて洗う際は、念のためコインランドリーの乾燥機で1時間ほど乾燥させると、ウエストや股下が1〜1.5cmほど縮みます。初回の縮み以降はほとんど変化しないので、日常の洗濯も安心です。

 

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裾上げ

ワンウォッシュ後に裾上げするのがおすすめです。チェーンステッチ対応の店で行うと、ヴィンテージらしい雰囲気をキープできます。

TCBジーンズ取扱店舗

TCBジーンズは岡山のファクトリーショップをはじめ、全国のセレクトショップや専門店で購入可能です。全国で実店舗のほか、Amazonや楽天などの通販サイトでも購入可能なので、近くに店舗がない方でも安心して手に入れられます。

Factory Shop(岡山)
北海道:cross over、SAPPORO BASE、Style Factory
東北:WEST本店・盛岡店、POCKET、CLEVER、JOB314、Rico
関東:LUNETTES、小久保商店、east village OTHER、JOKER、SADDLEMEN、上野 アメリカ屋、Tools Infinity、BEARS’
関西・中部:Denimio、Spiral、Vanilla Box Premium、JIMMYS、New Deal、Qurious、RAGTIME、Morley Clothing、UNCLE JOHN、LAHAINA、GMM STORE
中国・四国:HEART MADE BASE、kojima market place、BIG AMERICAN SHOP各店、BIG AMERICAN SHOP 丸亀店、数珠屋伊平
九州:D-STOCK、PEOPLE GET READY、SANSHIN JEANS、Monkey Wrench、Anchors

まとめ

TCBジーンズのS40’sは、古き良き時代の501を忠実に再現した一本。ゆったりとしたシルエットと深みのある色落ちで、穿くほどに自分だけの表情を楽しめます。全国の取扱店やオンラインでも購入できるので、ヴィンテージ好きならぜひ一度試してみてください。

穿き込むほどに、自分だけの色味や風合いが出てくるのがS40’sジーンズの楽しみです。

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