【ミリタリージャケット】完全ガイド|種類・本物の見分け方・春夏秋冬コーデまで解説

ミリタリージャケットってどんな種類があるの?
コーデやおすすめモデルなどが知りたい!
このような方におすすめの記事です。
ミリタリージャケットは、その丈夫な作りと独特のデザインで長年愛され続けている定番アイテムです。本記事では、代表的な種類や本物を見分けるポイント、さらに春夏秋冬それぞれの季節に合わせたコーディネート例まで幅広く解説します。初心者からファッション好きまで、ミリタリージャケットをもっと楽しみたい方に役立つ情報が満載です。
ミリタリージャケットとは?
ミリタリージャケットは、元々軍服として開発された機能的なジャケットです。耐久性の高い生地や多機能なポケット配置、そして動きやすさを重視した設計が特徴で、兵士たちの過酷な環境に対応するために作られました。
その後、デザインの魅力が評価され、メンズ・レディース問わずファッションアイテムとしても定着。現在ではストリートやカジュアル、きれいめスタイルなど様々な着こなしに取り入れられています。
ミリタリージャケットの持つミニマルで男らしい雰囲気は、世代や性別を超えて人気が広がり続けています。
ミリタリージャケットの種類
ミリタリージャケットは、その歴史や用途によってさまざまな種類が存在します。元々は軍用に作られたジャケットですが、その機能美と耐久性から今やファッションアイテムとしても高く評価されています。ここでは代表的なモデルを紹介し、それぞれの特徴や魅力をわかりやすく解説します。自分のスタイルや季節に合った一着を見つける参考にしてください。
M65フィールドジャケット
完成度の高いデザインを持つM-65フィールドジャケットは、1965年に米軍の野戦服として正式採用され、1981年初頭まで第一線で活躍しました。寒冷地でも対応できるようライナーの取り付けが可能で、素材にはコットンとナイロンを混紡したサテン生地が使用されており、耐久性と機能性を兼ね備えています。
また、映画『タクシードライバー』でロバート・デ・ニーロが着用していたことでも知られ、多くのブランドがサンプリングするほど人気の高いミリタリージャケットの王道です。
M65フィッシュテールパーカー
M-65モッズコートは、モッズコートの王道とされる「M-65フィッシュテールパーカ」のこと。1960年代後半から1990年代まで米軍で採用された極寒用の野戦パーカーで、高い防寒性と洗練されたデザインが魅力です。
シェル・ライナー・フードが独立しており、シェル単体なら春秋のライトアウターとしても活躍。後ろ裾が長いフィッシュテールやAラインのシルエットが特徴です。フードやライナーを外せばスタンドカラーコートとしても着用可能で、幅広いコーデに対応します。
ジャングルファティーグジャケット
ジャングルファティーグジャケットは、アメリカ軍で採用されていたミリタリージャケットの一つ。薄手で軽量なコットンポプリンやリップストップ生地を使用し、春や秋のライトアウターとして活躍します。
特徴的なのは、物を取り出しやすいよう斜めに配置された胸ポケット。この実用的なディテールが、ジャングルファティーグならではのデザインです。
MA-1
MA-1は、アメリカ空軍のパイロット用に開発されたフライトジャケットで、耐寒性、軽量性、動きやすさが特徴です。ナイロン素材で風を遮断し、リブ付きの襟や袖口が体温を保持します。裏地のオレンジ色やショルダーポケットが機能性を兼ね備え、シンプルで洗練されたデザインがどんなスタイルにも合わせやすいです。
ミリタリージャケット春夏秋冬コーデ
ミリタリージャケットは季節を問わず活躍する万能アイテム。春夏秋冬、それぞれの季節に合った着こなし方を知っておくと、一年中おしゃれを楽しめます。メンズのカジュアルスタイルはもちろん、きれいめとのミックスコーデも人気です。ジャケットの下に合わせるインナーやボトムスの選び方のポイントも押さえれば、こなれた印象がグッと高まります。
春のミリタリージャケットコーデ
春はM-65やN-1ジャケットなど、少し厚手で防寒もできるタイプがおすすめ。インナーは薄手のカットソーやスウェット、ボトムスは細身のデニムやチノパンで軽快にまとめるとバランス良し。スニーカーやレザーシューズを合わせてカジュアルだけど整った印象に。
夏のミリタリージャケットコーデ
夏はジャングルファティーグジャケットが主役。薄手で通気性もよく、ミリタリー感も強いアイテム。Tシャツやポロシャツを合わせて爽やかに。ボトムスはショーツやライトなチノパンで涼しげにまとめるのが定番。足元はスニーカーやサンダルで軽やかに。
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秋のミリタリージャケットコーデ
秋は定番のMA-1ジャケットがぴったり。程よい厚みで季節の変わり目に最適です。インナーはシャツや薄手のニットで軽く重ね着。ボトムスは細身のデニムやチノパンでシンプルにまとめ、足元はスニーカーやレザーシューズでカジュアルかつ大人っぽく。
冬のミリタリージャケットコーデ
冬はフィッシュテールパーカ(M-51)が主役。ミリタリーの中でも防寒性が高く、ファー付きフードで寒さ対策も万全です。インナーはタートルネックや厚手のニットで暖かく重ね着。ボトムスはウールパンツやデニムを合わせ、ブーツで保温しながら落ち着いた印象に仕上げるのがおすすめ。
ミリタリージャケットのおすすめブランド4選
ミリタリージャケットは、その機能性や耐久性、デザインの個性から多くのブランドが展開しています。軍用のスペックを忠実に再現する本格派から、現代のファッション性を重視したブランドまでさまざま。ここでは特に評価の高いブランドを紹介し、それぞれの特徴をわかりやすくお伝えします。
ALPHA(アルファ)
アメリカ軍に正式採用されてきた実績があり、ミリタリージャケットの代表格。特にMA-1などは高い機能性と耐久性を持ち、長年愛され続けています。ミリタリー仕様の本物感を重視したいなら外せないブランドです。
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AVIREX(アヴィレックス)
1940年代から続く歴史あるブランドで、アメリカンミリタリーの伝統を色濃く反映。ヴィンテージの風合いを活かしたモデルが多く、ミリタリーとカジュアルの絶妙なバランスを楽しめます。
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BUZZ RICKSON’S(バズリクソンズ)
ミリタリーウェアの復刻にこだわり、細部のディテールまで忠実に再現。古着好きや本物志向の人に特に支持されており、クオリティの高さが際立つブランドです。
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ワイパー
ワイパーは日本のブランドで、アメリカ軍やヨーロッパのミリタリーウェアをベースにした現代的なデザインを提案。シルエットの美しさと機能性を両立しており、都会的な着こなしにマッチします。
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本物のミリタリージャケットの見分け方
ミリタリージャケットは本物とレプリカで見た目が似ていて迷いやすいですが、素材や縫製、細かなディテールに注目すると確実に見分けられます。この記事では、軍用としての本物ジャケットならではの特徴をわかりやすく解説。古着屋での購入や選び方の参考にしてください。
厚手で丈夫なコットンやナイロンを使用。手に取ると重みとしっかり感があり、織り目が詰まっているのが特徴です。
縫製の細かさと補強
ほつれにくい二重縫いや補強ステッチが多用され、縫い目が細かく丁寧。雑な縫製のものはレプリカの可能性が高いです。
タグ・刻印のチェック
製造年やサイズ、軍の識別コードが明確に印字されているタグが本物の証。薄いタグや手書き風は注意しましょう。

まとめ
ミリタリージャケットは機能性とファッション性を兼ね備え、季節やシーンを問わず活躍する頼もしい定番アイテムです。本物の選び方や着こなしのコツを押さえて、自分らしいスタイルを完成させましょう。長く愛用できる一着と出会い、あなたの毎日がもっと格好良く、楽しくなることを願っています。
最後に、ミリタリージャケットはどんなコーデにも程よいアクセントを加えてくれるので、まずは一着試してみることから始めてみてくださいね。

気負わず着られる、大人の一着です。
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