フランス製ラコステのポロシャツ「フレラコ」とは? 魅力やタグの年代判別、コーデ、サイズ感を紹介!

フランス製のラコステって何が違うの?
フレラコの魅力って何?
タグや年代判別について知りたい!
このような方におすすめの記事です。
ラコステのポロシャツをお持ちでしょうか。多くの人が一度は手にとったことのある、定番の一着です。
ですが実は、ラコステのポロシャツには“製造された国”によって、細かなディティールの違いがあることをご存知でしょうか。
なかでも特に人気が高いのが、フランス製のラコステ。通称「フレラコ」と呼ばれるこのモデルは、古着好きはもちろん、ファッション好きからも長く愛され続けています。
今回は、その「フレラコ」がなぜ多くの人を惹きつけるのか。その人気の理由を紹介していきます。
ラコステのポロシャツ
ラコステの定番アイテム「L1212」は、ポロシャツの元祖とも言われる存在です。
その始まりは、創業者ルネ・ラコステが、紳士らしい品格を保ちつつ、より動きやすいテニスウェアを求めて開発したことにあります。
ラコステのポロシャツといえば、やはり特徴的なのが鹿の子素材。通気性がよく、着心地も抜群です。今ではフレンチカジュアルはもちろん、ストリートスタイルまで幅広く取り入れられる、まさに万能な一着となっています。
ちなみに――
ラコステのポロシャツには半袖と長袖の2種類があり、それぞれで品番が異なる点も覚えておきたいポイントです。
半袖:L1212
長袖:L1312
「フレラコ」とは
ラコステのポロシャツには、日本製・アメリカ製・フランス製の3種類があります。なかでもフランス製のラコステ、通称「フレラコ」は、1990年代にいったん生産が終了。その後は主に日本での生産が中心となりました。
本国フランスで製造されていたラコステは、古着市場で非常に人気が高く、今では“枯渇状態”とも言われるほど希少な存在に。現在ではフランス製のモデルも再び生産されていますが、90年代以前のオリジナル・フレラコは、今なお特別な魅力を持ち続けています。
ここからは、そんなフレラコの魅力について紹介していきます。

出展:ラコステ公式サイト
魅力①フレラコの生地とシルエット
現行の日本製ラコステと比べると、フレラコは生地がやわらかいと言われています。
そのため、どこか抜け感のあるフレンチカジュアルにも馴染みやすく、少しラフな着こなしが楽しめるのも魅力のひとつです。

サイズや企画は日本製とほぼ同じだと言われています。
魅力②経年変化の良さ
現行のラコステは、生地がしっかりとしていて、ほとんど型崩れを起こしません。これはこれで非常に完成度の高いポロシャツです。
一方でフレラコは、日本製の現行モデルに比べて生地がやや縮みやすいのが特徴。
その縮みによって生まれるネップやねじれが、まるでデニムのように味わい深い“経年変化”を感じさせてくれます。服好きにはたまらないポイントです。
魅力④淡い色味が特徴のカラーリング
フレンチラコステは、現行モデルのようなパキッとした発色とは異なり、どこか淡くやわらかな色味が特徴です。
少し白が混じったような、ぼんやりとした控えめなカラーリングは、全体に落ち着いた雰囲気を与えてくれます。
フレラコの年代判別
時代が変わるごとに、少しずつ表情を変えていくのもフレラコの楽しいところ。古着屋で見かけたときに思い出せるように、ここではフレラコの年代判別のポイントを紹介していきます。
もちろん例外もありますが、おおまかな目安として参考にしてみてください。
1970年代前半のフレラコ
70年代前半のフレラコは、やや大きめで主張のあるワニロゴと、赤字で記された「MADE IN FRANCE」の表記が特徴です。
ちなみに、タグにある「CHEMISE LACOSTE」の“CHEMISE(シュミーズ)”は、フランス語で「シャツ」を意味します。
1970年代中盤のフレラコ
70年代中盤になると、ワニのロゴが少し小さくなり、「CHEMISE LACOSTE」の文字が大きくなります。また、MADE IN FRANCEの表記も、赤から緑に変わり、タグの上部に記載されるようになります。
1970年代後半のフレラコ
70年代後半のフレラコは、70年代中盤と基本的なディティールはほぼ同じですが、右上に赤字で「レジスターマーク」が追加されるのが特徴です。
1980年代前半のフレラコ
80年代のフレラコは、最も市場に出回っているフレラコのひとつではないでしょうか。
この時期からタグにサイズ表記が刻まれるようになり、MADE IN FRANCEの表記は左上に記載されるようになります。
1980年代後半から1990年代のフレラコ
比較的年代の浅い90年代前後のフレラコでは、ラコステのワニロゴが中央に大きく配置されるようにリニューアルされています。
パッと見ただけではMADE IN FRANCEの表記が確認できませんが、裏のタグを見れば、しっかりと確認できるようになっています。
おまけ IZODラコステ
IZODラコステは、ラコステがアメリカの会社IZODとライセンス契約を結び、アメリカで生産されたラコステです。つまり、USA製のラコステとなります。
90年代に生産が終了し、現在ではヴィンテージラコステのひとつとして人気があります。
ラコステのポロシャツを使ったコーデ
ラコステのポロシャツは、ベーシックでシンプルな型なので、コーディネート次第でフォーマルにもカジュアルにも対応できます。
ジャケットと合わせることで、襟が強調されてフォーマルな雰囲気に仕上がります。一方、休日にはデニムなどのカジュアルなアイテムと合わせることで、かっちりしすぎず、リラックスした雰囲気にまとまります。
オンでもオフでも使える、万能なポロシャツです。
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フレラコのサイズ感
フレラコは柔らかな生地感のため、比較的縮みが発生しやすいと言われています。そのため、同じサイズ表記のフレラコでも、サイズ感に若干の違いが生まれ、経年変化による差が感じられることがあります。
フレラコを古着で購入する場合、すでに縮みは発生しているため問題ありませんが、デッドストックや新品で購入する場合は、縮みを考慮して購入することをおすすめします。
下記は現行ラコステのサイズ表ですので、大まかな参考としてご覧ください。
サイズ表記 | |
---|---|
1 | XXS |
2 | XS |
3 | S |
4 | M |
5 | L |
6 | XL |
7 | XXL |
8 | XXL |
まとめ
いかがでしたでしょうか?この記事では、フレラコの魅力、年代判別、そしてコーディネート方法についてご紹介しました。これからフレラコを探している方、すでに持っているけれど別の個体が欲しい方は、ぜひ参考にしてみてください。

もちろん日本製の現行ラコステもシュッとした身幅と、型崩れしにくい生地で非常におすすめですよ!
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