【ジャミーソンズ】とは?フェアアイル柄ニットの元祖ブランド丨サイズ感・コーデ・取扱店まで徹底解説

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【ジャミーソンズ】とは?フェアアイル柄ニットの元祖ブランド丨サイズ感・コーデ・取扱店まで徹底解説

ジャミーソンズってどんなブランド?

サイズ感やコーデ、取扱店舗などについて知りたい!!

このような方におすすめの記事です。

寒い季節になると毎年のように注目される、フェアアイル柄のニット。その“元祖”とも言える存在が、スコットランド・シェットランド諸島発の老舗ブランド「ジャミーソンズ(Jamieson’s)」です。

伝統的な製法で作られる上質なシェットランドウールと、どこか懐かしさを感じる色柄が魅力。この記事では、ジャミーソンズの歴史や定番アイテム、サイズ感や着こなしのコツ、そして購入できる店舗や通販情報まで詳しく紹介します。

ジャミーソンズとは?

ジャミーソンズ(Jamieson’s)は、スコットランド・シェットランド島で生まれた本物のフェアアイルニットブランドです。1893年創業のシェットランド島最古のニットウェアファクトリーとして、今もなお島内で一貫生産を続けています。

北大西洋に浮かぶシェットランド島の厳しい気候の中で育った羊のウールを使い、伝統的な編み機で丁寧に編み上げられるセーターは、まさに“最も美しいフェアアイルニット”。島の自然とともに育まれたあたたかさと、100年以上受け継がれる職人技が息づくブランドです。

ジャミーソンズの魅力とは?

フェアアイル柄といえば「ジャミーソンズ」。シェットランド島で120年以上の歴史を誇り、伝統の草木染めとリアル・シェットランドウールを今も守り続けるニットブランドです。

自然由来の染料から生まれるやさしい色合いと、軽くて暖かな着心地。手に取ると、島の空気とぬくもりがそのまま伝わってくるような魅力があります。

フェアアイルといえばジャミーソンズ

フェアアイル柄は英国を代表する伝統ニットのひとつ。海の男たちが防寒のために編んでいたセーターがルーツとされ、アランやガンジーと並ぶ“英国三大フィッシャーマンセーター”として知られています。

その中でも「ジャミーソンズ」は、フェアアイル柄の美しさを現代まで継承してきたブランド。本場シェットランド島の職人によって生まれる模様は、まさにフェアアイルの代名詞といえます。

120年以上続くシェットランド島の伝統草木染め

ジャミーソンズ最大の特徴が、島に古くから伝わる草木染め。ヤローやラグウッド、ラマニナなどの植物を使い、自然の恵みをそのまま色にしています。化学染料では出せない、深みのある発色とほのかな香りが特徴です。

この草木染めを現在も行うのは、シェットランド島でジャミーソンズだけ。柔らかくも力強い色合いは、自然とともに歩んできたブランドの象徴といえます。

シェットランドウールが生み出す柔らかな風合い

北海の潮風と寒さの中で育ったシェットランドシープの毛は、細く軽く、驚くほど柔らかいのが特徴。そのウールを贅沢に使用したジャミーソンズのニットは、ふんわりとした質感としっかりした保温性を兼ね備えています。

着るほどに馴染み、あたたかみが増していくのも魅力。自然素材ならではのやさしい肌触りが、長く愛される理由です。

フェアアイルニットとは?

フェアアイルとは、シェットランド諸島南部のフェア島で生まれた、英国伝統のニットとその模様のことです。アランやガンジーと並ぶ英国三大フィッシャーマンセーターのひとつで、海の男たちが寒さから身を守るために編んだ、防寒性の高いニットとして知られています。シェットランド諸島は歴史的にスコットランド領やノルウェー領となった時期もあり、模様にはノルディックの影響も色濃く残っています。

フェアアイルは、かのウィンザー公も愛用したことでも有名です。20世紀初頭に一時人気を失った際、島民たちは1921年に当時のプリンス・オブ・ウェールズ(後のウィンザー公)にセーターを贈りました。プリンスはこれをたいへん気に入り、スコットランドのセント・アンドリュース・ゴルフ場で着用。その評判が広まり、フェアアイルは一気にファッションアイテムとして復活し、現在も愛される伝統柄となっています。

ジャミーソンズのニットを使ったコーデ

ジャミーソンズのニットは、無地でもフェアアイル柄でも、それぞれ違った魅力を活かした着こなしが楽しめます。ここでは、シャツとパンツを合わせた大人らしいコーデ例をご紹介します。

無地ニットのコーデ

無地のジャミーソンズニットは、シャツとチノパンと組み合わせることで品のある印象になります。首元からシャツが少し覗くと自然なレイヤード感が生まれ、シンプルながら上質な雰囲気を演出できます。パンツは落ち着いた素材を選ぶことで、ニットの風合いや着心地の良さが引き立つコーデになります。

フェアアイルニットのコーデ

フェアアイル柄のニットは、シャツとデニムを合わせるとカジュアルでバランスの取れた着こなしになります。柄が主役になるため、他のアイテムはシンプルにまとめるのがポイントです。ニットの存在感を活かしながら、さりげなく大人らしいコーディネートが楽しめます。

サイズ感・着心地

ジャミーソンズのニットは、タイトすぎず程よく体に沿うぴったりめのシルエットです。厚手のシャツなどを重ねても窮屈にならず、着心地は快適です。

素材特有のチクチク感はありますが、着込むほどに柔らかく肌に馴染みます。肩幅や身幅を意識して選ぶと、スッキリとした印象で着こなせます。

例えば、身長173cm・体重67kgの方が38(Mサイズ)を着用すると、重ね着もしやすく、日常のコーディネートに自然に取り入れられるサイズ感です。

お手入れ・長持ちのコツ

ジャミーソンズのニットは、ドライクリーニングが基本ですが、家庭で洗う場合はウール用の洗剤を使った手洗いがおすすめです。ネットに入れて洗濯機のドライコースや手洗いコースを使うことも可能です。洗った後は、形を整えて平らに置き、陰干しで乾かすのが長持ちのポイントです。日向干しやぬるま湯は縮みの原因になるので避けましょう。

アイロンをかける場合はスチームを使い、中温で当て布をして軽く押さえるように行います。ゴシゴシとかけると糸が傷むので注意が必要です。

シェットランドウールは毛玉がつきやすい素材ですが、小さな鋏で一つずつ丁寧に切るのが最も安全な方法です。電気毛玉取り器は表面を傷めるため使わない方が良いでしょう。また、晴れて空気が乾燥している日は、セーターの両肩を持ってホコリを払い、布団の上で短時間干すと糸が回復しやすくなります。

同じセーターを毎日着用するのは避け、2~3枚を交互に着ると、袖リブや肘回りのダメージを防ぎ、長く愛用できます。

取扱店舗・通販情報

ジャミーソンズのニットは国内でも手に入れることができます。定番はビームスなどのセレクトショップでの取り扱いです。公式オンラインストアは英語サイトですが、楽天、Amazon、Yahoo! ショッピングでも購入可能です。また、古着はセカンドストリートやメルカリなどでも出回っています。

まとめ

ジャミーソンズは100年以上続く、シェットランドニットの代名詞。フェアアイル柄の温かみや、天然ウールの風合いは、他のブランドにはない魅力です。

一枚あるだけで秋冬のコーデがぐっと上品に仕上がるので、ぜひ定番として取り入れてみてください。

 

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