【ローファー】徹底ガイド|種類・ブランド・コーデ・靴下・ビジネスでの着こなしまで

大人におすすめの名作ローファーが知りたい!
コーデやビジネスでの着こなしなどを知りたい!
このような方におすすめの記事です。
ローファーは、革靴としての品格を持ちながら、気軽に履けるデザインでカジュアルからビジネスまで幅広く活躍する定番シューズです。英語での意味や由来を押さえれば、コーデの幅も広がります。
本記事では、ローファーの基本情報やおすすめブランド、季節別・シーン別コーデ術、おしゃれに見せる靴下の合わせ方、そしてビジネスシーンでの着こなしまで、メンズ目線で詳しく解説します。
ローファーとは?
ローファーの起源は1930年代のアメリカにさかのぼります。当時、学生や船員たちが履くカジュアルな革靴として誕生し、紐を結ぶ手間を省いたスリッポンスタイルが特徴でした。その手軽さと履き心地の良さから徐々に人気が広がり、ヨーロッパでも取り入れられ、革靴として進化。現在ではフォーマルなスーツスタイルにも合わせられるほど汎用性の高いシューズとなっています。
ローファーは紐がないことで脱ぎ履きが簡単であり、低めのヒールと安定感のあるソールによって歩きやすさも確保されています。革素材を中心に作られ、デザインの装飾やタッセル、コインスリットなどによってカジュアルからフォーマルまで幅広くコーディネートできるのが魅力です。

ちなみに、英語で「loafer」は“怠け者”を意味します。その名の通り、紐を結ぶ手間がなく気軽に履けることからこの名前が付けられました。
メンズローファーの種類
ローファーはシンプルながら品格のあるデザインで、ビジネスからカジュアルまで幅広く活躍します。代表的なタイプとして、コインローファー、タッセルローファー、ビットローファーの3種類があります。それぞれ特徴や印象が異なるため、用途や好みに合わせた選び方が可能です。
コインローファー(Penny Loafer)
つま先のベルト部分にコインや小物を挟めるデザインが特徴で、最もクラシックなスタイル。フォーマルにもカジュアルにも使いやすく、長く愛用できる定番です。
タッセルローファー(Tassel Loafer)
つま先に房飾り(タッセル)がついたタイプ。カジュアルからきれいめまで幅広く対応でき、シンプルな装いに程よいアクセントを加えます。

出展:GUCCI公式サイト
ビットローファー(Bit Loafer)
馬具の金具(ビット)が装飾されたデザインで、フォーマル寄りのドレッシーな印象。ビジネスシーンやきれいめコーデに映える1足です。

出展:GUCCI公式サイト
人気ブランド&おすすめモデル
ローファーはカジュアルにもビジネスにも使える定番シューズだけに、ブランド選びで履き心地や雰囲気が大きく変わります。ここでは、定番の老舗ブランドから個性派まで、メンズにおすすめのモデルを紹介します。
G.H.BASS|logan
アメリカ発の老舗ブランド「G.H.バス」。その代表作であるラーソンは、ペニーローファーの元祖とも言われる存在です。甲のサドル部分にコインを挟めるデザインが特徴で、カジュアルにもきれいめにも合わせやすいうえに、革はやや柔らかく、履き始めから馴染みやすいのも魅力。価格帯も手頃で、初めての一足にもおすすめです。
J.M.WESTON|180シグニチャーローファー
フレンチローファーの代名詞ともいえるジェイエムウエストンの180。端正なフォルムと、どこかエレガントな佇まいが魅力です。グッドイヤー製法でつくられており、履き込むほどに足に馴染みます。価格帯は高めですが、それに見合う魅力がある、ビジネスにもカジュアルにも対応できる万能選手です。
パラブーツ|ランス
しっかりとしたボリューム感が特徴のパラブーツ「ランス」。重厚なノルヴェイジャン製法や、雨に強いリスレザー、耐久性に優れたラバーソールなど、実用性を兼ね備えた一足です。少し無骨な印象もありますが、フレンチトラッドに寄せたスタイルや、太めのパンツとも好相性です。

出展:パラブーツ公式サイト
セバゴ|クラシックダン
アメリカらしいプレッピーな雰囲気を持つセバゴの定番モデル。クラシックダンは、軽快な履き心地と手縫いのモカシン縫製が特徴で、カジュアルなスタイルにぴったりです。柔らかなレザーと返りの良いソールで、歩きやすさも抜群。価格も比較的抑えられており、コスパの良さが光ります。

出展:セバゴ公式サイト
クロケット&ジョーンズ|キャベンディッシュ3
英国の老舗シューメーカー「クロケット&ジョーンズ」の名作タッセルローファー、キャベンディッシュ3(CAVENDISH 3)。1950年代のアイビーリーガーに愛されたスタイルをルーツに持ち、クラシックな佇まいと現代的なフィット感を両立させた逸品です。
特徴的なタッセルが程よいアクセントになっており、ローファーならではのすっきりとしたフォルムが魅力です。
メンズローファーのコーデ術
ローファーは1足で印象を大きく変えられるシューズ。カジュアルからビジネスまで幅広く対応できるので、シーンに合わせた着こなしを覚えておくと便利です。
カジュアルコーデ
コインローファーやタッセルローファーを使ったカジュアルスタイルは、デニムやチノパンとの相性が抜群です。シンプルなTシャツやニットに合わせるだけで、品のあるリラックス感を演出できます。色はブラウンやネイビーを選ぶと柔らかく落ち着いた印象に。休日のお出かけや少しきれいめの普段着に最適です。
ビジネス・きれいめコーデ
ビットローファーやコインローファーをスラックスやジャケットと組み合わせれば、フォーマル寄りのきれいめスタイルに。シャツとネクタイを合わせればオフィスにも対応でき、シンプルなセットアップであればほどよい抜け感を出すことも可能です。靴下は同系色でまとめると全体が引き締まります。
ローファーの靴下合わせ方
ローファーを履くとき、靴下の見せ方ひとつで印象が大きく変わります。ここでは、見せるか見せないかの2パターンに分けて、カジュアルとビジネスでのコーデのコツを解説します。
カジュアル:見せないコーデ
靴下は完全に隠して「裸足で履いているように」見せるのがポイントです。フットカバーやローファー丈の短い靴下を使用し、足首や靴下が少しでも見えないように整えましょう。カジュアルやきれいめカジュアルの足元に最適です。
ビジネス:見せるコーデ
あえて靴下を見せることで、きちんと感やアクセントを演出できます。落ち着いた色や細かい柄を選べば、スーツやジャケパンスタイルでも自然に馴染み、ビジネスシーンでの着こなしに深みを与えます。
ビジネスシーンでローファーはあり?
ローファーはビジネスシーンでも十分に活躍します。特にコインローファーやビットローファーはフォーマル寄りのデザインで、スーツやジャケパンとも相性が良く、落ち着いた印象を与えられます。ポイントは靴下をきちんと見せること。あくまで足元に清潔感を持たせつつ、派手すぎない色や柄を選ぶと自然に馴染みます。
ただし本来、ビジネス用の革靴としては紐靴(オックスフォードやプレーントゥ)が基本です。ローファーはカジュアル寄りの要素を含むため、フォーマル度が求められる場では紐靴のほうが無難です。

とはいえ、現代ではオフィスカジュアルや少し柔らかめのビジネススタイルでは、きれいめデザインのローファーが安心して使えるようになっています。
まとめ
ローファーはカジュアルでもビジネスでも使える革靴で、コイン・タッセル・ビットと種類によって印象が変わります。靴下を見せるか見せないかでコーデの雰囲気も調整可能。最近はオフィスカジュアルでも安心して使えますが、フォーマルな場面では紐靴が基本であることも覚えておきましょう。

モデル選びと靴下の工夫で、幅広いシーンに対応できる便利な一足です。
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