【エクワックス】レベル7|本物の見分け方・サイズ感・人気コーデを徹底解説

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【エクワックス】レベル7|本物の見分け方・サイズ感・人気コーデを徹底解説

エクワックスてなに?
レベル7のコーデやサイズ感を知りたい!

このような方におすすめの記事です。

米軍の極寒地用アウターとして知られる「エクワックス レベル7」。圧倒的な保温性と軽さを兼ね備え、ファッションシーンでも定番となっています。この記事では、本物の見分け方やサイズ感、人気のカラー・コーディネート例まで徹底解説。ミリタリーウェアとしての魅力と、街で着こなすためのポイントをまとめました。

ECWCS(エクワックス)とは??

ECWCS(エクワックス)は「Extended Cold Weather Clothing System」の略で、アメリカ軍が1980年代に開発した寒冷地用の被服システムです。過酷な環境でも快適に行動できるよう、下着からアウターまでを段階的にレイヤリングする構造になっており、気温や任務内容に合わせて自由に組み合わせが可能です。

従来の軍用ウェアよりも軽く、透湿性や速乾性に優れているのが特徴で、アウトドアブランドの開発にも大きな影響を与えました。現在では米軍仕様にとどまらず、民間モデルも多数登場し、機能性とデザイン性を兼ね備えたシステムウェアとして幅広く支持されています。

エクワックス レベル7の魅力とは?

アメリカ軍が極寒地での任務に対応するために開発した「ECWCS(エクワックス)」システム。その最終防寒層として位置づけられているのが「レベル7」です。極地での行動を想定した圧倒的な保温性能を持ちながら、軽量で扱いやすい点が特徴。現在では実用性だけでなく、その無骨なデザインがファッションシーンでも高く評価されています。

ここでは、レベル7が“最強の防寒アウター”と呼ばれる理由を、素材・ディティール・シルエットの3つの観点から紹介します。

素材の魅力

レベル7の中綿には、プリマロフト(PRIMALOFT)が採用されています。これは米軍がダウンの代替として開発した高機能素材で、水に濡れても保温性を損なわないのが特徴。羽毛のように軽く、通気性も高いため、氷点下の環境でも快適に行動できます。

アウターシェルには耐久性と防風性を兼ね備えたナイロン生地を使用。実戦での過酷な環境を想定して作られた機能素材は、アウトドアやタウンユースでも確かな安心感を与えてくれます。

ディティールの魅力

軍用ウェアならではの実用的なディティールも魅力のひとつ。右胸には階級章やネームパッチを取り付けるためのベルクロパネル、裾には大容量のジッパーポケットを配置。手首部分はベルクロでフィット感を調整でき、内側にはジッパーポケットも備えています。収納式のフードはドローコードでサイズ調整が可能で、使わないときは襟元にすっきりと収納できます。

これらの機能すべてが“寒冷地で確実に体を守るため”に設計されており、装飾的ではなく本質的な意味を持っています。

シルエットの魅力

レベル7のシルエットは、動きやすさを重視したゆとりのある設計。肩幅や身幅に余裕を持たせることで、重ね着をしてもストレスのないフィット感を実現しています。裾のドローコードを絞れば風の侵入を防ぎつつ、全体のバランスも整えられます。

ボリューム感のあるフォルムは無骨ながらも現代的で、スウェットやデニムと合わせるだけで存在感のあるスタイルに仕上がります。軍用の実用品でありながら、ファッションとして完成されたバランスこそがレベル7の真価です。

エクワックスは無骨なのに馴染む。大人のカジュアルコーデ術

もともとはアメリカ軍の防寒システムとして生まれたエクワックスですが、街でも自然に溶け込むのが魅力。コンバースやバンズのスニーカーにチノパン、ブラックのスラックスを合わせれば、ミリタリーの武骨さを程よく中和できます。

インナーはクルーネックのスウェットやロンTが好相性。寒い日はニットを重ねて、落ち着いた大人のカジュアルスタイルを楽しみましょう。

 

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レベル7ジャケットのサイズ感と選び方

サイズ表記 着丈 身幅 裄丈
XS-S 72cm 62cm 82cm
XS-R 74cm 62cm 88cm
S-S 72cm 65cm 82cm
S-R 76cm 65cm 88cm
S-L 82cm 65cm 88cm
M-R 80cm 70cm 93cm
M-L 82cm 70cm 97cm
L-R 80cm 75cm 93cm
L-L 83cm 75cm 96cm
XL-R 80cm 80cm 88cm
XL-L 82cm 80cm 97cm
XL-XL 86cm 80cm 101cm

※ミリタリーショップ「WAIPER」参照
※製造年やコントラクトによって多少の個体差があります。

サイズ表記の見方

・最初のアルファベット(XS〜XXL)は身幅のサイズ
・後ろのアルファベット(S/R/L/XL)は着丈の長さを表します
 - S=ショート
 - R=レギュラー
 - L=ロング
 - XL=エクストラロング

サイズ選びのポイント

レベル7ジャケットは、アメリカ軍の防寒用として作られたモデルだけに、全体的にかなりゆったりしたつくりです。日本サイズでいえば、SサイズでもM〜Lほどの感覚。173cm・67kgの自分の場合はXS-Rがジャストサイズで、厚手のインナーを着ても窮屈にならず、シルエットもすっきりしています。

一方で、街着としてオーバーサイズで楽しみたいならS-RやM-Rを選ぶのもおすすめ。中にスウェットやニットを重ねてもバランスよくまとまり、今っぽい抜け感が出ます。エクワックスはもともと防寒ウェアとして設計されているため、どのサイズでも自然に空気を含んだシルエットが生まれ、軽いのにボリュームのあるシルエットを楽しめます。

プリマロフトとは?

エクワックスのレベル7ジャケットには、米軍採用の高機能中綿素材「プリマロフト(PRIMALOFT)」が使われています。もともとはアメリカ軍が「ダウンのように軽く暖かく、しかも濡れても保温性を失わない素材」を求めて開発した人工中綿です。

軽くてふっくらした質感ながら、湿気や雨にも強く、ダウンのようにへたらないのが特徴。登山ウェアやアウトドアブランドでも幅広く採用されており、「洗えるダウン」と呼ばれることもあります。

プリマロフトは洗える?

結論から言うと、洗えます。表地の素材によっては例外もありますが、基本的にはスウェットやナイロンジャケットと同じように家庭の洗濯機で問題ありません。

洗い方のポイント

通常コースでOK
柔軟剤は使わない(変色や劣化の原因になるため)
中性洗剤を使用

プリマロフトは繊維自体に水を弾く性質があるため、濡れても中綿がヘタりにくく、繰り返しの洗濯にも強い素材です。

乾燥のコツ

プリマロフトは乾燥機の使用も可能ですが、注意が必要です。ガス式など高温の乾燥機ではナイロンが溶ける場合があるため、家庭用の低温モードで短時間にとどめ、その後は自然乾燥で仕上げるのがおすすめ。

軽く乾燥機にかけることで中綿がふんわりと復活します。完全に乾かしたい場合は、ドラム式乾燥機で短時間まわしたあと、風通しのよい場所で陰干しするのがベストです。

ECWCS Level7 本物の見分け方

ECWCS Level7ジャケットは米軍の防寒官給品として作られたモデルで、偽物やレプリカも多く出回っています。本物を見分けるには、ラベルや番号、メーカー、素材の特徴を押さえることが重要です。

本物の特徴
・首元の紙ラベルに NSN番号(8415-から始まる)コントラクトナンバー(W911QY-など) が記載されている
・内ポケット下に ADSタグやプリマロフトタグ が付いている(2013年以降は省略されることあり)
・メーカーは Wild Things / TENNIER / DJ Manufacturing / Sterlingwear など
・カラーは基本 アーバングレー(Wild Thingsはコヨーテなどもあり)
・生地は ミリケンナイロンやEPICナイロン でしっかりした手触りと撥水性がある
・暖かさは十分で、プリマロフトが使用されている

ECWCSレベル7ジャケット|実物とレプリカの選び方・購入ガイド

米軍の防寒ジャケットとして知られるECWCSレベル7。実物とレプリカ、どこで手に入るのか、価格や入手方法の違いは意外と知られていません。サイズ感や見分け方も含め、購入前に知っておきたいポイントをまとめました。

実物を手に入れたい場合

本物のECWCSレベル7ジャケットは米軍の官給品なので、基本的には古着屋で探すのが確実です。デッドストックや放出品は流通量が限られており、サイズやカラーの選択肢は少なめですが、手に入れれば長く愛用できます。信頼できるお店で購入することが大切です。

レプリカを手に入れたい場合

中田商店やWAIPERなどのミリタリーショップでは、民生向けに作られたレプリカが手軽に手に入ります。実物に近いディテールで作られているため、見た目や機能面でも十分満足できます。価格も比較的安定しており、店頭だけでなく公式オンラインショップでも購入可能です。

自分で見分けられる場合

NSN番号やラベルなど、本物とレプリカの見分け方を把握しているなら、オンライン通販も便利です。Amazonや楽天などでもレプリカは手に入りやすく、サイズやカラーを選びながらじっくり探せます。実物かレプリカかを見分けられる知識があれば、通販でも安心して購入できます。

まとめ

ECWCSレベル7ジャケットは、軍用として開発された高い防寒性と独特のシルエットが魅力の一着です。本物は古着屋で出会えることが多く、状態や年式によって価格もさまざま。レプリカは中田商店やWAIPERなどのミリタリーショップ、さらにAmazonや楽天などの通販でも手に入ります。

サイズや着こなし方を考えながら、実物かレプリカか、自分に合った入手方法を選ぶことが大切です。防寒性やデザイン性を活かして、日常でもアウトドアでも楽しめる一着を見つけてください。

防寒も見た目も妥協せず、あなたにぴったりの一着を見つけてください。