【ジャングルファティーグジャケット】初期型?2nd?年代判別やサイズ感、コーデなど

ジャングルファティーグジャケットってなに?
年代判別の方法が知りたい!
サイズ感やコーデについて知りたい!
このような方におすすめの記事です。
ジャングルファティーグジャケットは、アメリカ軍で使用されていたミリタリージャケットです。春先にぴったりな薄手の素材が特徴で、軽く羽織るのに最適。今回は、このジャングルファティーグジャケットの年代別の特徴やサイズ感、コーディネートについて詳しく解説します。
ジャングルファティーグジャケットとは?
ジャングルファティーグジャケットは、アメリカ軍で使用されていたジャケットで、現在ではミリタリーアイテムとして非常に人気があります。
コットンポプリンやリップストップ生地など、薄くて軽い素材が使われており、春や秋の季節にぴったりの軽い羽織りとして活躍します。特徴的なディティールとして、斜めに配置された胸ポケットがあり、物を取り出しやすいように工夫されています。このデザインはジャケットの象徴的なポイントです。
ジャングルファティーグジャケットのサイズ感
アメリカ軍のサイズ表記は幅のサイズと着丈のサイズの順番です。
MEDIUM REGULAR
であれば、横幅がアメリカ表記のミディアムで身長170-180cmという意味です。
横幅について▶X-SMALL:日本のS、SMALL:日本のM、MEDIUM:日本のL、LARGE:日本のXL
着丈について▶X-SHORT:150-160cm、SHORT:160-170cm、REGULAR:170-180cm、LONG:180-190cm
私は身長174cmで64kg前後の体型ですが、SMALL REGULARがぴったりです。
ジャングルファティーグジャケットのコーデ
ジャングルファティーグジャケットの年代判別
ジャングルファティーグジャケットには、各年代ごとに大きく分けて5つのモデルが存在し、1962年に採用されて以来、4度の改良が行われています。
ミリタリーアイテムの面白さは、年代ごとに異なる特徴が見られる点です。ここからは、それぞれのモデルの特徴を詳しく紹介していきます。
1st
1963年から1964年の約1年間のみ生産された1stタイプ。このタイプでは、フラップボタンがすべてむき出しになっており、他のモデルとは異なる特徴があります。また、1stタイプには艶のあるボタンが採用されている点も特徴的です。
2nd
1965年から1966年にかけて登場した2ndタイプでは、ボタンが隠れるデザインが採用されました。この2ndタイプまでの特徴として、エポレットが付いている点があります。また、この時期までには通称「ガスフラップ」と呼ばれる前立ても備わっています。

ガスフラップは、ジャケットの隙間からガスが入らないように設計されたディティールです。
エポレットは、肩から銃や双眼鏡を下げるための留め具として用いられるディティールです。
3rd 前期
3rdタイプには前期型と後期型の2種類があります。1967年の前期型では、耐久性向上のため背中にバックヨークが追加されました。しかし、この改良とともに、エポレットやウエストボタン、ガスフラップなどの特徴は廃止されました。

バックヨークは、耐久性向上のためにつけられました。
ウエストボタンは、ウエストの調節のために使用されます。
3rd 後期型
1967年後半に登場した3rdタイプの後期型では、先に紹介した特徴に加えて、ハンガーループが省略されました。また、3rdタイプの後期型までは、軽量で耐久性のあるコットンポプリン生地が使用されています。

こちらがハンガーループです。
4th
1968年には、「リップストップ」と呼ばれる生地を使用した4thタイプが登場します。リップストップは格子状にナイロンを編み込むことで、裂けるのを防ぐ特性を持っており、生地に編み込まれた糸が肉眼で確認できます。
また、この4thタイプからは、3rdタイプで省略されていた「ドレンホール」が復活しました。

ドレンホールは、雨がポケットにたまらないようにするディティールです。
こちらが、リップストップ生地です。
5th
1969年から1979年にかけて登場した5thタイプは、最終形と呼ばれています。このタイプでは、袖口のボタンを開けると、これまでのタイプに見られた「V型ガゼット」が省略されるようになりました。

こちらが、5thの袖です。
こちらが、Vガゼットです。
ジャングルファティーグジャケットのおすすめレプリカブランド
ジャングルファティーグジャケットは、さまざまなブランドからサンプリングされています。今回は、ネットで手に入れられる、再現度の高いレプリカを制作しているブランドを集めてみました。
どのブランドもクオリティが非常に高いため、購入後に満足すること間違いなしです。また、レプリカを選ぶことで、古着購入時に問題となることが多かったサイズ選びも容易にできるので、非常におすすめです。
SESSLER(セスラ)
中田商店オリジナルブランドであるセスラは、ミリタリーウェアを当時のまま忠実に再現しています。 高品質でありながらお手頃な価格で、多くのミリタリーファンに愛されています。
バズリクソンズ
バズリクソンズは、フライトジャケットの歴史と誇りを追求するブランド。その復刻作業は当時のミルスペック(軍に納入する基準)に基づいたもので、各部に至るまで徹底的にこだわりヴィンテージの持つ魅力を再現している。
アヴィレックス
1975年創業のアヴィレックス。1987年に復刻版のA-2フライトジャケットをアメリカ空軍に納入したことで有名です。一般市場にも商品を供給しており、世界有数のミリタリーファッションブランドとして知られておりヒップホップアーティストの間でも人気です。
HOUSTON(ヒューストン)
日本で初めてオリジナルのフライトジャケットを製作。 その品質とコストパフォーマンスの高さには定評があり、 発売して長年愛されるM-51パーカが 国民的映画に起用されるなど 確かな実績を残してきたブランドです。
SEABEES
SEA BEES(シービーズ)は京都に拠点を置くミリタリーショップ。こちらも同じくオリジナル軍モノの復刻に力を入れており、復刻品の価格のやすさに定評のあるミリタリーショップです。
まとめ
いかがだったでしょうか。この記事では、ジャングルファティーグジャケットの特徴や人気の秘密、おすすめブランドについてご紹介しました。
ジャングルファティーグジャケットは、アメリカ軍の定番ミリタリージャケットで、時代やサイズによって異なる魅力を楽しむことができます。王道のデザインはどんなコーディネートにも合わせやすく、レプリカならサイズ選びができるため、実用性も非常に高いアイテムです。

この記事を参考に古着や新品でぜひ手に入れてみてください。
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