【j.m. weston】ウエストンのローファー180は修行が必要なのか?捨て寸などサイズ感、コーデを徹底解説

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【j.m. weston】ウエストンのローファー180は修行が必要なのか?捨て寸などサイズ感、コーデを徹底解説

j,m. westonってどんなブランド?

180って修業が必要なの?

サイズ感やコーデについて知りたい!

このような方におすすめの記事です。

歴史あるフランスの名門革靴ブランド、J.M. WESTON。なかでもブランドを代表するアイコニックなローファーといえば、「180 シグニチャーローファー」です。
いつかは手に入れたい、と憧れている方も多いのではないでしょうか。

この記事では、そんな180の購入を検討している方に向けて、コーディネートのポイントやサイズ感、よく言われる“修行が必要”という話についても、わかりやすく解説していきます。

J.M. WESTON(ジェーエムウエストン)とは?

J.M. WESTON(ジェイエムウエストン)、通称「ウエストン」は、1891年にフランスで靴工場として誕生しました。確かな技術とクラフトマンシップで、数々の名作を生み出してきた歴史あるブランドです。

なかでもブランドのアイコンとして語り継がれているのが、「#180 シグニチャーローファー」。
フランスでは、ドラッグストア前にたむろする反抗的な若者たちがこぞって履いていたことから、カルチャーの象徴として知られるようになりました。

クラシックでありながら、どこか反骨精神を感じさせるこの一足。時代やスタイルを超えて、今なお多くの人に愛されている理由は、そんな背景にもあるのかもしれません。

 

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J.M. WESTON(ジェーエムウエストン)の#180 シグニチャーローファー

そんなウエストンの中でも、名作として語り継がれているのが「180(ワンエイティ)シグニチャーローファー」。ブランドの歴史と切り離せない、象徴的なモデルです。

1966年、フランスの若者たちは素足に180を履き、ジーンズ姿でシャンゼリゼ通りのドラッグストアにたむろすることで、既存の社会に対して静かな反抗を示しました。
さらに1968年、パリで起きた学生運動では、デモに参加した学生たちがこのローファーを履いていたことから、180は“反体制”のシンボルとしても知られるようになります。

やがて、レジスタンスな若者たちだけでなく、大統領や政治家、知識人たちまでもがこの靴を愛用。180 シグニチャーローファーは、フレンチトラッドを語るうえで欠かせないアイコンとなりました。

 

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180はコインローファーの代表格

180は、数あるコインローファーの中でも代表格といえる存在です。
上質な素材と、唯一無二の職人技によって生み出される一足は、時代を超えて愛される“永遠の定番”。長年にわたって多くの人に支持され続けています。

一見シンプルなデザインですが、1足のローファーが完成するまでにかかる期間は、なんと約2ヶ月。150人もの職人の手を経て、丁寧に仕上げられています。
ソールにはグッドイヤーウェルト製法を採用しており、張り替えをしながら長く履き続けることが可能。美しく洗練されたそのスタイルの中に、細部へのこだわりとクラフトマンシップが凝縮されています。

180のカーフスキン 〜スエードモデルはより上品な印象に〜

180には、通常カーフスキンが採用されています。カーフスキンとは、生後6か月ほどの仔牛の革のことで、牛革の中でももっとも若く、希少価値の高い素材です。繊維構造が細かく、薄くてしなやか。手触りも非常になめらかで、革の中でも最上級とされています。

また、180にはスエードモデルも存在します。スエードならではのやわらかな起毛感が特徴で、つるりとしたカーフスキンとはまた違った魅力があります。より上品で、落ち着いた印象に映るため、ジャケットスタイルなどにも好相性です。

J.M. WESTON(ジェーエムウエストン)の#180 シグニチャーローファーのコーデ

180は、王道のコインローファーのかたちをしたモデル。ドレススタイルの“ハズし”として取り入れるのも定番ですが、特におすすめなのはアメトラやフレンチアイビーのようなスタイルでのコーディネートです。

かつてフランスの若者たちがデニムに180を合わせて社会に反抗したように、このローファーは、紺ブレやミリタリーパンツといったアイテムとも抜群の相性を見せてくれます。

スラックスだけでなく、デニムやミリタリー系のパンツと組み合わせることで、180の持つ奥行きや懐の深さを、より楽しめるはずです。

 

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J.M. WESTON(ジェーエムウエストン)の#180 シグニチャーローファーは修行が必要なのか?

「ウエストンを買ったら、最初は“修行”が必要」——よく耳にするこのフレーズ、本当なのでしょうか?

結論から言えば、本当です。履き始めはかなり窮屈で、足を入れるたびにまるで修行のような痛みを感じました。特につま先や甲の部分はきつく、外出先で後悔したこともあります。

しかし、半年にわたる“修行期間”を乗り越えた今では、その痛みもすっかりなくなり、自分の足に吸い付くようなフィット感に。まさに、自分だけの一足に育ってくれた感覚です。

ここからは、そんな私の体験をもとに、サイズ選びのコツや、足が痛くなったときの対処法、お手入れ方法についてお話していきます。

J.M. WESTON(ジェーエムウエストン)の#180 シグニチャーローファーサイズ感

180には、A〜Fまでのウィズ(足幅)のバリエーションがあります。Aに近づくほど細く、Fに近づくほど広くなる仕様で、この“横幅”の選び方がじつはとても重要です。

一般的に、ウエストンはCウィズまでがもっとも美しいとされていますが、無理をせず、自分の足に合うサイズを選ぶのがいちばん。履き心地を優先するのがおすすめです。

なお、ウエストンはフランスサイズ表記。縦のサイズ感は、以下の早見表を目安にしてみてください。

5 5 1/2 6 6 1/2 7 7 1/2 8 8 1/2 9 9 1/2
25 25/25.5 25.5/26 26 26.5 27 27.5 27.5/28 28 28.5

捨て寸(つま先に残す空間)は、かかとを合わせた状態で、つま先に1〜1.5cm程度あるかどうかが目安。靴の中で指を動かしてみると分かりやすいでしょう。

180の場合は、捨て寸をやや控えめにすると、見た目にもフィット感にも優れた履き心地になります。

ちなみに、普段27cmのスニーカーを履く私で「8C」がジャストサイズでした。

J.M. WESTON(ジェーエムウエストン)の#180 シグニチャーローファーが靴擦れで痛いとき

180を購入したばかりの頃、革が固いため、靴擦れや足の痛みに悩まされることがよくあります。私の周りでも、せっかく手に入れた相棒を諦めてしまう人を何度も見てきました。しかし、私からのアドバイスはシンプルです。

我慢して履き続けることが、最も効果的です。

自分の足にぴったり合うまで、根気よく履き続けることが大切です。とはいえ、痛みが耐えられなくなることもあるでしょう。そんな時には、以下の方法で対処してみてください。

痛みの対処法
・まずは家で履いて革を馴染ませる
・クリームを塗り、ドライヤーで温めて革を柔らかくする
・外出時には替えの靴を持っていき、痛くなったら履き替える

この方法を試すことで、革が少しずつ自分の足に合ってきます。時間はかかりますが、修行のように辛抱強く履き続けることで、最終的に痛みは解消され、180はあなたの足にぴったりフィットするようになります。

馴染むのに半年ほどかかりましたが、それを乗り越えて得られるフィット感は極上です。

J.M. WESTON(ジェーエムウエストン)の#180 シグニチャーローファーの手入れ方法

カーフスキンを使った革靴は、しっかりとお手入れすることが大切です。定期的にブラッシングや汚れ落としクリーナーで汚れを落とし、クリームを塗ってケアすることで、革靴を長持ちさせることができます。

また、ソールが磨り減った場合は、すぐにオールソールを依頼しましょう。最初は高く感じるかもしれませんが、放置しておくと、後で取り返しのつかないダメージになることがあります。

革靴を長く履くためにも、しっかりとメンテナンスを行いましょう。

まとめ

この記事ではJ.M. WESTONの180シグニチャーローファーについて紹介しました。購入を検討している方は、スエードモデルやコーディネート、サイズ感、修行の必要性など、ぜひ参考にしてみてください。

ウエストン180を手に入れて一生の相棒を育てましょう。

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